― 死者の世界 ―[こちらの呼び掛けに、反応する声があった>>62] ……ええ。そうみたい。[この空間がどういったものか定かではないが、愛しい人が応えてくれたことは確かなようだ] ごめんなさい。 私、どうやって貴方に顔を合わせたらいいか……。[最期までこちらを信じ戦い抜いた彼と違い、自分は何も決断できないままだった。 もし最初から彼を信じると決めていたら、結末は変わっていただろうか? 今更どうすることもできないが*]