ん、何でわかるのか、までは聞かなかった。聞いてる余裕がなかった、っていうのもあるけど。[というか、その後茶化し話題に転げたせいとも言うが、そこはそれ]ん、あの中に紛れたら、見つけるのは、なあ……。[視界の隅をぴょこぴょこしているもふたちをちら、と見て。改めて、捕まってよかった、なんて思っていた所に聞こえたのは、扉を叩く音。動く気力はまだないから、シートを回してなんとかそちらへ視線を向けた]