― 王宮へ向かう ―[アイリ総督を筆頭に、白狼騎士団と有志を合わせて800の軍勢が王宮へ向かう。>>58先王が逝去し、軍部による暗殺だったと噂をされている街中を、これだけの規模で通れば、人々は恐れて次々と家の中へと引き返してしまう。隊列をなして進軍する姿はまさに、王宮に対して叛旗をひるがえす、軍によるクーデターが起きたのだと受け止められかねない] ───王都にクーデターの動きあり[このような報が王都より発信され、国中に広まるのに、そう多くの時はかからなかった。*]