[ぶん、と大きく首を振った後、霧かかる琥珀を見返す。同調の作用である、紫紺がかった瞳が暁紅に思わせるものは知らず。今は色違えるそこに宿るのは、揺らぎと迷い]……後退、了解。今、向こうの部隊長クラスと出くわしてるから、撒くのにちょっと時間かかるかもしれねぇけど、必ず合流する。[通信で仲間たちに伝えた後、意識を再び対峙する暁紅へと向けて。唐突に、上へ向けて羽ばたいた]