─左舷側機関室─
[夜更けを迎え、ただひたすらローレルから指示を受けた作業をこなしていく。
これもビスマルクを沈めない為だと思えば自然眠気も来なかったし、気付けば手順は頭に入り込み、メモ(文字が汚い方)を見ずとも慣れないタービンの分解作業がスムーズに行く様になっていた]
使えないパーツのが、やっぱり多いか。
[苦笑しながら焦げて崩れた部品の山を眺めながらも、台車に積んだ使えるパーツの量は多分そう悪くもないだろう。
少し前にコンラートと最初のパーツを運び込んだ時、作業速度は良好だと少佐も言っていたわけだし>>4]
お前と少佐のおかげでこのビスマルクが生まれたワケだし、出来るだけ使える部分取り出してやるからな。
[呟き、タービンの分解作業を続けていく]