[僅かながら空いた間に、淡々と紡がれる男の声が聞こえた>>55。 それは自責の念に囚われすぎるなという、助言とも取れるもの。 今まさに戦っている相手に説く内容としては、どうかと思うが] ――ならばせめて、彼らは恥じぬ戦いをしたのだと、ここで証明しなければな。[個々の力は及ばずとも、無為な死ではなかったのだと。 今この戦場で示す方法は、一つしか思いつかないけれど]