― 風龍峡・翡翠ヶ淵 ― あー、うん。 確かにあれは、力、強い。 しょーじき、なんでこんな事になってんのか、誰か説明してくれないかなあ、と思うわ。[あの大きさでもかなりのものなのは感じられる。じゃあ、アレより大きいのはどうなんだ、と思いつつ近場を飛ぶそれを見やった。海龍はと言えば、向けられた言葉と笑顔>>55に尻尾をぱたぱた。子供がえりを起こしているようにも見える様子に、自然、笑みがこぼれた。**]