[値段を見るや否や感嘆符の付きそうな声をあげるツェーザルにやれやれ、と思いながら値段を見やる。] (たっか)[と言ったのは心の中だけの話。腐っても頭の娘、ここで値段に怯むのはメンツに関わるというものである。][じ、とツェーザルの顔と身体を見つめてから、その価格帯のスーツから適当に見繕う。店員もわきわきと様子を伺っていただろうけど、お構い無しに] ツェーザルは意外と体格しっかりしてるんだから、ちゃんとこういう服も着なさいよね。[ちなみにもちろん自分の金ではない。おじき。]