―階段踊り場―
[夜空を見上げて微笑む男の姿は奇妙なものに映っただろうか。
解らずも、鈴の音のような愛らしい声音>>49が背後から伝い、振り返る]
こんばんは。うん、イルミネーションが星みたいだね。
隣?どうぞ、どうぞ。
[ぼんやり窓辺に佇んでいただけだったので、
相手も外を良く見たいのだろうと、特等席を譲ってみる]
君も…ローゼンさんのゲームに参加しろ、って通知がきたクチ?
俺のとこには来てたんだけど…
あ、俺の名前はジークムント。ジークで良いよ。
[そんな風に、挨拶の言葉を交わしただろう。
「他にはどんな乗船者が居るのかな?」なんて尋ねたら
どんな返答が返って来ただろうか。
解らずもそうして、幾許かのやり取りを楽しんだはずだ]