[少しだけ迷った末に、足跡の先を追いかけた。その先で見つけたのは、立ち尽くすアルビン>>50と、喰い散らかされたディーターの遺体。まだ人狼が残っている。そう分かっても驚かなかったのは、オットーが人狼だとは、ペーターには全く思えなかったからだ。ただ、ディーターの死が悲しくて、眉間に皺を寄せた。この一連の事件を通して、少しだけ彼の不器用な優しさや、大切な者を想う気持ちが垣間見えたのに、と]