あ、まぁ、聞かないんだけどね?
うん、言い訳とかね、聞いてあげないから
だってねぇ?シィが先に浮気したんだもんねぇ?ウチだってねぇ?
浮気したって許されるよねぇ?
[前にぴっと手を出し、何かを告げようとした彼女の言葉を聞くこともなく遮る。
その間も笑みを崩すことはなく]
んふふ、じゃぁね?
…あ、オズさぁーん!
オズさん、お疲れ様ー!かっこよかったぁ
ねね、今日空いてます?一緒に飲みにいこ?あっちで約束したでしょ?ねー行こぉよー
あ!ウェルさんも行きましょ?
2人は勝ったんだから、負けちゃったウチにおいしいの奢ってくださいよー
[ひらりと手を振ると、彼女と共に戻ってきたオズワルドの背中に飛びつく。
少しだけぎゅうと抱き締めると、くるりと彼の前に回り手を握る。掴んだ手を小さく振り、隣で優しげな笑みを湛えるウェルシュとオズワルドの顔を交互に見ながら拗ねたように言ってみせ。]