[異国――ナハティガルかた来たという騎竜師にとっては、妖こそが未知のものだと、カレルから告げられる>>53。 そしてその思いが変じたことも。 竜と妖は違う、という言葉には首を横に振り] 妖だって、人と歩み寄れない、喰うか敵対するかしか考えられないのも、いる。 ……俺の先祖や同族がそうだったみたいに。[ウェルシュに対する思いは今も複雑だが、彼の者がいなければもっと歩み寄りは遅れていただろう、と思う。 そうした気付きも得つつ、カレルを見て]