人狼物語−薔薇の下国

549 月下薔薇


木こり イェンス

――野暮な事を仰る。

[血肉を貪るよりも、ただ唇に触れる事の方が暴力的に
 思うのは、自分特有の倫理であるかもしれない。
 サシャの心を得られる未来を描いた事がなかった。
 複雑そうに、苦い笑みを浮かべてみせる]

いつだって、俺があの子に縋る一方でしたよ。

[強く抱き締め、寝台を軋ませた刹那。
 ずっと諦めていた想いをぶつけたのは確かだったから、
 否定はしない。したくも、ない。

 取り返しのつかない選択を、確かにしたのだから
 サシャたちの命を、アルビンの決意を受けて生きる身を
 容易く諦めたりすまいと、心に決めていた]

(62) 2021/08/06(Fri) 21:30:47

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby