……へ?ジーク……なんか、あったの!?[口をついたのは、どこか惚けた呟き。応えろ、と通信に向けているという事は連絡が取れぬという事。言葉に表した事など多分一度もないが、強く信を置く白の剣士に異変があった、という事実は、先に受けた衝撃の隙間に滑り込み。続いて届いた後退の指示。>>48それに、心のどこかが安堵したのは──否定、できなかった]