― 夕暮れ、教会から宿へと向かう道 ―
[…は地下室から運び出したボトルが6本入った木箱を抱え、昨日と同じようにローブのフードにラヴィを収めて教会から宿へと向かっていた]
やれやれ、これだけは自らの手で運ばないといけませんね…。異国の修道士が作ったという発泡葡萄酒、慎重に運ばないといけないものですから。
[…はぶつぶつ言いながら、シャンパンのボトルが詰まった木箱を慎重に抱えてゆっくりと歩みを進める。]
前任者もこれだけはいい仕事をしてくれたものです、これだけの高級品、私が教会から受け取る給金だけではとても揃えられませんよ。まあ、今夜は神も目を瞑ってくれる安息日ですからね、誰かさんが少し飲み過ぎたところで怒りに触れることはないでしょう。
[道中、マリエッタの手による看板>>54を目にして、…は苦笑を浮かべる。]
いや、確かに皆さんにお声がけしてとは申しましたが、ここまでとは…。運び出した葡萄酒で足りるでしょうか?困りましたねぇ、ラヴィ。
[…はまるで困っていないような声色で、フードにいるラヴィに話しかけた。]