――さあ、始めようか。[発せられる言葉は力が灯り指輪は水色の光を放つ光が強くなると同時に風が吹きすさぶ。それは、光と同じ色をして、風に包まれながら青年は風邪に抱かれる。その風が穏やかに、緩やかになったとき先ほどまでの高校の制服ではなく白いコートのような衣装に身を包んだ姿で現れる。首元は覆われ、手はサイズがあっていないのか袖口から姿が見えず足はごてごてしいブーツに身を包んでいる所為で露出してる箇所は顔だけ。]