はて。 役目を思えば体を変えるは必定であるが、心までどうかは知らぬ。 ――だが、生きているのなら。 痛みを覚えるのなら、尚更。 戦いに臨むに相応しく、その心を作り替えるべきだと思わぬかね?[ここに至るまでの少女の生い立ちは知らぬが、戦いに慣れた様子は微塵も感じられなかった。 ならば、その弱き心で超越者に挑むより、いっそ心の有様を変えるべきではないのかと。 当然のように、氷の神は言い放つ]