まずは名乗れ。 礼儀も知らん者と話す口は無い。[そんな言葉を言い放った自分の方こそ無礼だとは承知の上で、見返した。 我がことながら、よく手打ちにされなかったものだ。 まぁ、この年になるまで変わらぬ付き合いを続ける王弟の方も大概だが。 そんなことを思いながら、そろそろこちらに鉢が回ってきそうかと壁から背を離した**]