[相手の動きが止まったのは一瞬。>>14
その間に何があったのか、知る由もないけれど。
放たれる猛々しいオーラが彼の本気を告げてくる。>>59]
……、……ご明察。
でもねソマリ。
私は今、"化け物"でよかったって思ってるの。
あとね……幸せくらい、自分で決めるわ。
[一瞬言葉を詰めたのは、自分が仲間になることで、すべてが終わるのであったなら受け入れてもいいとさえ思ったから。
たとえソマリが、自分のことを、仲間であって仲間でないと思っていたとしても。
でもそんな夢物語はない。
一瞬で噛み潰し、にこりと笑う。
多分ガルーの力が無かったら、戦いに持ち込むことすらできなかっただろうから。
止めるという約束を、果たす事さえ、ましてや口に出す事さえできなかっただろう。
だから嬉しい。
だから……私は、刃を振るうのだ。]