……そう、か。[言葉を選びながらの返答。 そこに肯定的な内容はなかったが、謝罪を重ねるのも違うと思い、思案の末に口にしたのは] 私はただ、王華の選に必要であるからそなたを呼んだ。 そなたにとっては、ただ理不尽なだけの、意義もない戦いであっただろう。[他の主従とは恐らく異なる、一方的に利用するだけの関係。 戦いを経て、リリと言葉を交わすことで、氷華に得られるものはあったけれど。 しかし、リリの方はどうだったであろうか?] それでも、そなたに――ここに来た意味はあったか?*