いいよ、それで――。弱い所も――、ずるい所も――、"全部あなたなんだから"――。[今度は差し伸べた手を両手に変えて。目の前の大切な人の首元へと回して――。]あなたのいないところに――、光りなんて無い……。ただの血を喰らうバケモノなら、俺も一緒――。[ずっと傍にいると約束した。この人がここを動かないのなら、俺もずっと共にいよう――。]