[もしも、今の彼が、
私や“あの人”を嗤いながら破壊できる獣に堕ちても>>5:191
[壊したくない 殺したくない 食べたくない]
血色の咆哮をあげる獣>のなかに、
“あの人”が愛し、刀を教えることで“守ろうとした”>>4:193
かつての泣き虫の子どもは、泣いているだろうか。
[きみはぼくを“守って”くれる?]
[絶対に見捨てたりしない。
最期まで傍にいて、守る」 果たせなかった約束を、
敵うか敵わないかは、わからなくても、それでも――…
“あの人”のように、私も貴方を守れたなら。
あの人が守ったこの船を、貴方がかつて夢見たこの船を。
私も 守れたならば――… ]