― 第2エリア通路 ⇒ 花屋にむかう ―
[セルウィンの対応を任せ、着替えるため、そして花を組むために花屋へと足を向けていたとき。]
あ。
……そういえば……。
[セルウィンと会えたからと礼を言ってきたソマリの姿が脳裏によみがえり>>4:203、ポツリと呟いた。
白い紙の一点の染みは、広がってはいないものの、ぽつんと落ちた状態のまま。>>4:216
しかしながら、現状で未だ出会えていない、しかも誰に聞いても人物像が掴めないツェーザルという男を内心では疑っていたため、その染みを気に留めることはない。
姿が見えないということは、潜み、襲撃しているのではないかと勘ぐられてもおかしくはない状況。
それにもかかわらず、……そしてスノウちゃんやラヴィちゃんに状況は伝えられているにもかかわらず、"一度も会わない"ということに不信感を募らせる。
タイミングが悪いにしても、……悪すぎるだろうと。
まさか『死神』だなんて思ってもいないし……見たとしたら顔が引きつるほどの激しい戦いを……狂戦士化したクレメンスと、繰り広げようとしていること>>16>>17も、勿論気付いていない。]