―回想:ヴィクトリアと>>43―
[さっきの感覚からしてそんな気はしたけど、やっぱり信じちゃうのね>>43。
肩の力が抜けるのを見ながら内心困惑。
混乱されるのを避けるためとはいえ、狙った俺も俺だけど。この子大丈夫かねえ…。
“愚直”という言葉が脳内を駆けめぐるぐらいには、素直すぎる。
この子、もし人狼だったら自分から名乗り出そうだよなあ。
と、半ば無意識に容疑者から除外し始めた。
通信機のことを知らなそうな体に、そんな気はした。と思いつつ。
嫌がられなければ貸してくれ、と通信機を受け取って、勝手に登録しようとしただろうね。
ついでに使い方まで教えるお節介を焼いたかも。
ま、使うかどうかは本人次第なわけだけども。]
まあそれなりにはねえ
[人狼がどのぐらい強いかわからねえから、戦って勝てるかどうか怪しいけど。
時間稼ぎぐらいにはなるんじゃあねえの。
俺なんか歳だからすぐ疲れちゃうし。]
いやいや、お前さん船員じゃあねえでしょ
大事なお客さまは護る対象だよう
[手を煩わせるって>>45。
むしろ手を煩うような輩相手にするのが俺の仕事なんだけど。]