[アリーセ>>42に頷いて、空へ向かう翼を見送ったのも束の間。 精霊師の足は、漣の気配を追い掛ける。 途中、妙な気配>>35を感じはしたけれど、そちらに意識を回す余裕はなかった] つっ……[森を歩き慣れぬ少女は、何度か躓いては転びそうになり、その度に術の力を借りて体勢を立て直す。 そんな状況で相手に追い付いたのは、幸運だったかもしれない。 少なくとも、村の入り口が見えるまでは、そう思っていた]