[ メイン・サロンの中の顔ぶれを
ぼんやりと眺めていた時だっただろうか。
スノウに事態の説明を求める男>>34だの
見覚えのある船員の姿>>43だのに紛れて
自分に話しかける金色の猫毛に焦点が合った。>>37 ]
……あ、ああ
そうなんだ、緊急事態が発生したって急に呼ばれてさ
君が謝ることじゃないが…迷惑な話だよ
[ きっと、大丈夫。
その言葉を信じたいところだが
兎にも角にもこの状況では無理な話で。
突き放すような言葉ばかりが口をつくのは
ロー・シェンなりに動揺しているから、だった。 ]