[ディーターの煮え切らない反応には少し腑に落ちないところがあったけれども、それ以上は追及せず。……何故だか焦りを感じる声色にもクララはこの時は特に何も思わなかった。>>59
図書館に付けば>>560、早々に灯りを点す。昨日からカウンターに置かれていたままだった資料を手に取った。]
はい、これが10年前の人狼騒動の資料よ。
それにしても、何故人狼騒動の本なんて読もうと?
パメラみたいなか弱い女の子じゃあるまいし、まさか今回の嵐で人狼が現れると心配してるの?
大の男でも人狼を怖がるのね。
[まるで厭味なものの言い方だが本人はそのつもりはない。
資料をディーターの方へと差し出す。]