あー……ゴホン。
とりあえずこれだけは言うておこう。
アイリは我の妻では無い、今はな。
いやまあ伴侶と呼べたら嬉しいが……。
[伴侶の本音は念話でセオにだけ告げて。
とんだ爆弾発言落としよったぞ此奴。
アイリすっかり我の後ろで隠れておるし。>>38]
アイリよ、その、大丈夫か?
彼奴が道中で話した配下のセオなんだが……
その、彼奴が済まなかった。
セオよ。貴様後で棺桶室な。
[歩けそうか?と尋ね手を繋いだアイリの様子を見やる。
我も動揺しすぎて奥様自体に
否定の言葉が無いことに気付いたのは
その日棺桶の蓋を閉めた直後のことだったが!]