アデル、俺は前線に立つことになるだろう。 なるべくユーリエの事は任せる。 ユーリエは生かして返せと言うのが上の方針だからな。[聞こえてきたアデルの声に、言葉を投げる。>>48聖女候補が、本当に聖女として迎えられる為には民意を納得させる偉功が必要不可欠だ。彼の母親と同じ道を辿る聖女を護れと、事情を知らぬ男は申し付けた。]