[暫く、抱きしめたままで居たが。(>>47)
相手が戸惑いを見せた(>>58)ことで、ようやく、多少冷静にもなり。
はたっと気づいて手を離し、普段の冷静な彼など見る影もないほどにわたわたとし。
意味もなく手をばたつかせ、慌てた様子で深呼吸をし]
……ち、違うのだ、それは、そ、その………
[もう一度、深く深呼吸。
……やれやれ…………これは観念せねばなるまいかね。
しゃん、として。シルキーの目にちゃんと目線を合わせて]
……ずっと想っておったのだよ、シルキー、きみの事を。
今まで隠していて……その、すまなかった、な。
[なんとか笑顔を作ろうとするのだが、柄にもなく緊張しているのもあり、その表情は若干引きつり気味で。
目線は外さぬながらも、その顔は赤い]