では俺は儀式の準備を続ける。 おまえが始めた研究の成果を、おまえに直接見せることができなくてすまないが…[言葉が切れた。自信宿す腹心の目を見つめ、ややあって淡く笑う。] いや、とこしえに共に、だな。 おまえなしでは始まらなかった。 ならば、最後もおまえなくば終わらないだろう。 待っている。 おまえと共に、俺の世界へ歩き出すのを。