― 前日 リデルの部屋 ―[部屋に入り込んだ後、つい先程まで自分を怒鳴り叩いていた程に元気の有り余っていた彼女の遺体と対面する] …………凍死、なんだってな。 例えアルビンがいたとしても。 心細い死に方だったよな…。 …………俺が代わりに死んどきゃよかった……[物言わぬ、青白く凍て付いた女傑のかんばせに語りながら。彼女が動き出せば、確実に殴り飛ばされただろう言葉を、するりと呟いていた。やけによく響いたそれは、誰かに聴かれるなら重く沈む]