― サロン ―[ピンポンの後、夕食会場へ向う。好きなものを自分で皿にとるスタイルだ。会場の一面には舞台も設置されていて、宴会場としても使われるらしかった。その幕の隙間から覗いて、扶翼の姿を探す。いた。>>57相変わらず卒がなく、恬淡として── 少しばかり孤独で、毅然と伸ばされた背中。]