どれ、ちょっと待っていろ。[背中の蔦でできたケースのようなものを地面におろし、その近くに膝をつき、両手を地面につけ拝むようにして念じる。しばらくするとにょきにょきっと蔦が一本のびて、そこに果実が実る。] ほれ、蒼梨だ。料理というものでもないがこれをくって腹ごしらえをしてから試練といくか。[甘酸っぱくシャキシャキした歯ごたえの梨をシルキーに差出し、自分ももぎ取るともぐもぐ食べ始めた*]