――回想・夜・集会所――
>>43 細
[議論の最後に付け加えられた一言に、目を丸くする。
いつぞやのやり取りが思い出され、なんだか一瞬肩の力が抜けて、くすりと自然な笑みが零れる]
君は労働条件が整ったつくりになってるんだなあ。
だったら、消化器官氏に差し入れを。こいつの分の労働、わたしからもよろしく頼むよ。
[歩み寄り、飴を一つ手渡す。各自に手渡された端末の箱の中に、一山の喉飴を見かけたのは先ほどのこと。一人二個までという指示も見付けた。
喉が枯れるまで議論を尽くしてくださいとでも言うのだろうか、『組織』とやらの悪趣味さに言いたいことはあるが、ないよりはあった方がいい物だ]