しかし……異界から呼び込んだ、と言うことは、シエルは寂しかったのかな?
悪戯したかったのか、遊び相手が欲しかったのか、その辺りは分からないけれど。
[未だに幼体の姿である虹竜の仔。
数年経っても成長の兆しがないと聞いてはいたが、精神面もまだ幼子のまま、なのだろうな、と心の裡で思う]
君は精霊師だけれど……あの仔と絆が結ばれているのであれば、なるべく傍にいてあげて欲しい。
あの仔が頼れるのは君だけなのだから。
君が忙しいというのも、分かっているのだけれどね。
僕達騎竜師と竜は、互いに支え合い、成長していくものだから、さ。
[シエルにもそういう存在が必要なのだ、と。
そんな思いを言葉に滲ませる]
竜に関することなら、僕も協力出来ると思う。
いつでも声をかけてくれ。
[手を貸す、と約する]