人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


闇炎虎 タイガ

― スラム街 ―

アイリ、か。

[ 男が足を止めた事に、娘が驚いたとは気付かず、名乗り返された名を反芻し、記憶する。>>48彼女を獲物と認識する確率は、これでぐっと下がったことになる ]

ああ?

[ だが、次いでアイリが口にした言葉には、怪訝そうに眉を寄せた ]

別に助けたつもりはないが...

[ 単に、同じ敵を追い払う為に手を組んだに過ぎない、と、言いかけて ]

...ああ、お前が主を助けたかったから、か。

[ あの時、隠れるばかりだった少女は、多分、自分が足手纏いであることを悔やんでいたのだろう、と、ふいに思い至って小さく笑った ]

(60) 2017/04/30(Sun) 00:52:44

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