[キアラにミリアムはいたって気さくに話しかける。初対面の時からそうだった。あの時は彼女から怖くないのか、と訊かれたものだが、>>0:141見つけたばかりの頃は心配が先だってそれどころではなかったし、治療が済んだ後も結局は怖がる素振りなど見せなかった。確かに、頭部に二本の角を抱いた目前に見た鬼族の姿は、小さな子とか容易に威圧してしまうだろうが、そこまでこどもじゃないって自負はあったし、何より、角が格好良く見えたのだ。当のキアラに告げたことはないが]