― 回想・宴の発端 ― >>56[ 投げかけた言葉に律儀に応えながらも、相手は次矢を装填する手を止めない。対吸血鬼の訓練も受けているとみえ、視線を深く合わせてくることもない。気配から狙いをつけて放ったのだろうボウガンの矢は、ウェルシュの腕と木箱とに命中した。] ギャッ![ これ回復の魔力が効かないやつだ。とても痛かったので、精一杯の悲鳴をあげた。] 追い剥ぎだーーーっ! 助けて、殺されるー![ これで男に連携している仲間がいるかわかるはず。*]