ー駐屯地外縁ー
[誰もいないのをいいことに、独り言を呟きながら、てくてく歩く。
しばらくすると、何かの気配が近づいてきた。
顔を向けると、どうやら新兵が走らされているようだ]
あー、僕も昔はよく走らされたー。
がんばれー…あれ?
え、ちょ!
[へろへろと走ってきた新兵は、僕の目の前でばったり倒れて動かなくなった。>>55
…死んだか?報告面倒臭いから死んでたら見なかったことにしよう]
…なんだ、生きてる。
おーい、大丈夫か?うわー、すごい汗。
おいってば。
なんかどこかで見た顔だなあ。おーい?
[カシムの頬を軽くぺちぺち。あまりに起きなければ携帯で駐屯地に連絡。目を開けたなら、携帯していた水でも飲ませようか]