― 王城・征服直後 ―
[命令>>9に、即座に答えたのは白き闇エルフ。>>22
かの一族の追跡を人間が逃れることなどできはすまい。
機嫌よく笑う魔王の前に、男がひとり膝をつく。>>51
目覚めたその日に蹂躙した村───たしかケセラーとか言った───の自警団だった男だ。
魔物の群れが近づいてきたと見るや、即座に村を差し出して寝返ったもの。
その機を見る敏さと利口さを気に入って、以来使っている。]
王族なり騎士なり連れてくれば、また褒美をくれてやるぞ。
[ご機嫌取りに余念がない彼へ向けて声をかけてやる。]