もう一度言うわ。貴方は、疲れている。この上なく、疲労している。 どうか、考えて頂戴。貴方は本当に平気なのか。 ただ、もし貴方が自身で疲れていることを悟ったのだとしても、貴方はきっと私の“生き続けろ”という願いを裏切らない。 他ならぬ貴方のことだもの。私にはわかる。 だから、最後に遺す言葉はこれにしようと、決めていました。 ありがとう。心から。貴方様のおかげで、私は本当に救われていました。 この手紙を読んで、貴方様がどのような選択をしようとも、私は全て―― ――赦します。』