― 水霊領域の小島 ―[水霊が語ったのは、遠い昔に女王が海に流した想いのかけら。故に本来は秘されるべき、文字通りの『乙女の秘密』。語ったそれが兆したものは感じられずとも、向けられる笑み>>52は良き変化をもたらせた事を伺わせて。自然、水霊も柔らかな面持ちになっていた] 『一時に多量の力を受け止めて放出しましたから、相当に疲れていると思いますの。 目が覚めたら、十分に労ってあげてくださいませ』[眠る少女に向けられる言葉>>53にはこう返し。礼に礼を返して、立ち去る背を見送った]