[その名の通り、アブドミナルアンドサイは腹筋と足を強調する。
そっと右足を前に出し、腕は頭の後ろに回し、少しだけ身体を傾ける。
無駄な脂肪を徹底的に絞り切った腹筋。その割れた腹筋はある種の規則性さえ見出せそうな見事な割れ方。
区画ごとに整備されたように盛り上がっている。いわば筋肉の平城京。
丸太のごときその足は、しっかりと大地を踏みしめて。
筋肉のキレ具合も合わせて、まるでそびえたつ大木のような印象を与えるだろうか。
すなわち、数千年以上にもわたる筋肉の歴史。それらがこのポーズに凝縮されているのである!]