人狼物語−薔薇の下国

295 妖精円舞 ─黝簾王国怪異騒動─


雲外鏡の各務さん アリーセ

― 王宮内・廊下 ―

……あら、五徳ちゃん。

[首を傾げていたら、駆けてきたのは先にも見送った猫型付喪神。
五徳猫は天井下りな各務さんに気づくと、にゃーにゃーにゃー、と何やら訴えかける]

……あらあら。
黒いこに悪戯したら、追い回されるのは間違いないでしょうに。
頑張って、逃げ切るのだわー。

[必死の訴えに対して、さらり、と返すのは非常な言葉。
この言葉に五徳猫はしゅーん、という感じで項垂れ……たかと思うと、びくうっ! っと跳び上がる。
同時に感じ取るのは、人ならざるものの気配、ひとつ]

黒いこ、こちらにくるみたいねぇ。

[それが何かを察した各務さんは、実にのんびり、こう呟いた。*]

(59) 2015/01/24(Sat) 18:20:03

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby