ー廊下ー
『ずっと部屋にいたであります』>>44
そう。
一人部屋?
…新兵は相部屋だっけ?
[サシャが相部屋であることに驚きつつ、昨夜彼女が戻ってこなかったこと、起きて部屋から出るまでも戻ってきていないことを知る]
そう。心配だね?
[相槌を打ちながら、内心舌打ちをした。
おそらく、サシャは容疑者となるだろう、と]
話、してくれてありがと。
え。ざわざわしてる理由…?
[下級兵にはおそらく知らされていないのだろう。
不安げな顔をするカシムに、正直に伝えて良いものか、迷う]
ちょっとね…。人が、亡くなったんだ。
事故死みたいで、ざわついてるんだよ。
[真実は述べているが、事実ではない表現に留めた。
食い下がられれば、事実を話すだろう]