[男は愛馬の上から戦場を見遣る。亜人の群れの後方からは闇ドワーフの一団とアンデッドが並び前進している。火計で粗方焼いたはずのアンデッドは昼の戦いで出た死傷兵により補充されてしまったようだ。男は苦虫を噛み潰したような表情をする][その後方の動く要塞は夜闇にも関わらず光を帯び、その存在を強く主張していた。その光の中にある、異質の燭。闇を凌駕する存在感、魔を率いる者の姿]