[しかし後に起こったことを思えば、そんな"危機"など些細なことだ。 疑問を口にした師>>26の、常と変わらぬ様子に僅か苛立ちを覚える。 西域全体に視野を広げてみれば、国同士の争いなど日常茶飯事だということは、その時には知らぬことだった] グリュングレースはオレの故郷だ。 気になって当たり前だろ!?[家出してきたことは棚に上げ、そう突っかかる。 その様子に師も一応は気にしてくれたか、影響を受けそうな職に就く者へ話を聞いてくれたようだった。 その中で傭兵に関する話を耳にすれば]