[昨日のオットーの様子も妙だったが……
クララの視線>>55は、正直それ以上におかしく感じた。]
…………
[嬢ちゃん、なんかあったんかい?と言いかけて、その言葉を飲み込む……飲み込まされる、というべきだろうか。
その瞳に宿る冷たさは、昨日とは別人のようにすら見えた。心変わりがあったのか、自分の目が節穴なのか……]
……ほう……あいつに狙われたってか。そいつぁまた災難な……
[その表情と声音に驚きの色は薄い。
……とはいえ、どう返していいか、ちょっと解らない様子で言葉を止め]
そうかい、俺の声ねえ?
まあ……もしかしたらどっかで会ってるかも知れねえしな。
[若干の焦りがにじむような声音でそう返す。図書館のことに話を移してくれたのは僥倖だったかもしれない]