人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

[その声に気が付いたのは、未だ幼い頃。
魔法の才に目覚める事無く、首都で実母と暮らしていた頃。

最初は、知らない声が聞こえて、向こうにもこちらの声が届いている事に驚いたのだけれど。
不思議と警戒心はなく、それを受け入れて。

魔法学園に入学する事が決まった時に向けたのは]

 フレイも、魔法覚えるなら、こっちに来る?
 そしたら、会えるな。

[同じ場所に来るなら、会えるだろう、と。
そんな、単純な期待を込めた言葉。

やがて、彼女も学園への入学が決まったと聞かされて。
それに、じゃあ待ってる、と返したのはごく自然な流れだった]

(59) 2020/11/13(Fri) 23:03:05

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